遠隔コミュニケーションの起源 “のろし”から始まる物語
大好評の「徹底解説」シリーズ3作目、今回はネットワークを深掘りしました!
“のろし”が意味するネットワークの原点から学べる新感覚講座…
なぜTCP/IPが生まれ、どう進化してきたのか…
濃密な1時間でいくつもの「そうだったのか!」の連続!
歴史的背景とともに理解でき、明日の仕事ですぐに役立つ基礎知識をお楽しみください!
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ただの技術解説ではありません。
本講座は「課題 → 解決策 → 理解」のストーリー構成で、あなたが現場で直面する疑問や不安を瞬時に解消します。さらに、キャッチーなスライドで視覚情報としても一瞬で理解できるため、記憶定着率が格段にアップ。
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講座の技術ポイント解説(ダイジェスト)

かつての通信手段「のろし」からスタート。敵軍の接近を「0か1」で伝えた原始的なプロトコルの概念を皮切りに、江戸時代の旗振り、フランスの腕木信号へと進化。
1830年代にはモールス信号、1876年に電話、そして1970年代に軍事用ネットワークARPANETが誕生し、ルーティングや冗長性を兼ね備えた革新的プロトコル「TCP/IP」が誕生しました。
TCP/IPプロトコルで流れるデータ(パケットとIPアドレス)

TCP/IPでは、送りたいデータにヘッダー情報を付加して「パケット」と呼ばれる小包として送受信します。ヘッダーには送信元・送信先のIPアドレスが含まれ、これがデータを正しい宛先へ導く“住所”の役割を果たします。
- 📦 パケット:ヘッダー+ペイロード(本文)を合わせた単位
- 🏠 IPアドレス:4つの数値(0〜255)をドットで区切った形式で、機器の「住所」を表現
- 🔌 NIC設定:物理サーバーでは「ifcfg-eth0」にIPADDRを記述
DEVICE=eth0
TYPE=Ethernet
ONBOOT=yes
BOOTPROTO=static
IPADDR=192.168.1.10 # ← ここで設定するのがIPアドレスです
NETMASK=255.255.255.0 # サブネットマスクの設定
GATEWAY=192.168.1.1 # デフォルトゲートウェイの設定
DNS1=8.8.8.8 # 第一DNSサーバー(任意)
DNS2=8.8.4.4 # 第二DNSサーバー(任意)
※ クラウド環境では自動的にIPが割り当てられるため、手動設定は不要。しかしながら、基本概念を押さえれば、実務でもスムーズに応用できます。
スイッチとルーターで端末同士を繋ぐ仕組み

IPアドレスを持ったホスト同士が物理的に、そして論理的に通信するための要となるのがハブ(L2スイッチ)とルーターです。
- 🔌 ハブ/L2スイッチ
複数のホストをLANケーブルで接続し、同一セグメント内の通信を中継します。 - 🌐 ルーター
内部ネットワークとインターネットの“出入り口”として動作。異なるセグメント間のパケットを最適経路で転送します。
単純にIPを連番で振り続けると、将来的な管理や拡張時に煩雑化します。そこでCIDR表記を用いてグループ化し、効率的に運用できるよう設計します。
例:192.168.0.0/24
→ 「192.168.0.xxx」の範囲をひとまとめに扱い
各ホストには.1~.254を割り当て
このようにセグメントを明示することで、「どのパケットをどこへ送るか」が一目瞭然に。ネットワークの可視化と保守性が大幅に向上します。
ルーティングの仕組み:パケットを最適経路で届ける

NICに割り振ったIPアドレスを持つ端末から送られたパケットは、デフォルトゲートウェイ(例:192.168.1.1
)へまず到達します。複数のルーターが存在するネットワークでも、ルーティングによって目的地まで正確に届きます。
- ルーティングとは
パケットが目的のIPアドレスへ届くまでに、複数の経路の中から最適な経路を選択し転送する仕組み - デフォルトゲートウェイ
ホストが宛先不明のパケットをまず送るルーターのIPアドレス(例:192.168.1.1
) - ルーティングテーブル
各ルーターに設定された経路表を参照し、宛先IPアドレスに合致するセグメントを判断して次のホップへ転送
例えば、青いホスト(192.168.1.30
)から緑のホスト(192.168.2.10
)へ「おはようございます」というパケットを送る場合:
- ホスト → デフォルトゲートウェイ(
192.168.1.1
)に到達 - ルーター(
192.168.1.1
)がルーティングテーブルで宛先を192.168.2.0/24
と判断し、次のルーター(192.168.0.2
)へ転送 - ルーター(
192.168.0.2
)も同様に192.168.2.0/24
へ合致すると判断し、目的ホスト192.168.2.10
へ到達
このように、パケットにはヘッダーにしか宛先情報がなく、実際の経路選択はルーターのルーティングテーブルに依存します。また、テーブルはCIDR(例:/24
)でセグメントを管理するため、適切な範囲把握が重要です。
NATとグローバルIP/プライベートIPの役割

インターネット上のIPアドレスは理論上約43億個ありますが、現実の機器数を考えると不足します。そこでIPアドレスをプライベートIPとグローバルIPに分け、ルーターで住所の書き換え(NAT)を行います。
- 🔒 プライベートIP(内部向け)
各ネットワーク内でのみ有効。主な範囲:- 10.0.0.0/8 (10.0.0.0 ~ 10.255.255.255)
- 172.16.0.0/12 (172.16.0.0 ~ 172.31.255.255)
- 192.168.0.0/16 (192.168.0.0 ~ 192.168.255.255)
- 🌍 グローバルIP(外部向け)
インターネット全体で一意に割り当てられ、ISPなどから提供されます。
NAT(Network Address Translation)は、内部ネットワークのプライベートIPとインターネット用のグローバルIPを相互に変換する仕組みです。主な方式:
- SNAT(Source NAT): 送信元アドレスをプライベート→グローバルに変換
- DNAT(Destination NAT): 宛先アドレスをグローバル→プライベートに変換
家庭用ルーターでも同様の仕組みを用い、複数台のデバイスを1つのグローバルIPでインターネットに接続しています。
徹底解説シリーズ講座リンク
今回のネットワーク編をより深く理解するために、
「Webシステムの基礎を学ぶ」と「Linux基本コマンド徹底解説」も合わせてご覧いただければと思います。
- ITインフラエンジニア入門講座 | Webシステムの基礎を学ぶ(サーバー構築・Web視点)
- Linux基本コマンド徹底解説シリーズ(Linuxの基礎から何かもわからない方まで)
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