資格問題刷新の件について

この度の資格試験問題集の刷新につきまして、皆様に御迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。
2025年6月15日に新問題集へ刷新した件に至った経緯を、改めて詳細にご説明いたします。

事象
6月12日にAWS 公開シラバスに沿って再構成した新問題集をリリースしました。
6月13日に、フリーコースを除くすべての CloudTech 会員の皆さまへ一斉メールをお送りし、公式ブログでも同時に「試験問題を全面刷新する」ことをお知らせしました。
6 月 15 日早朝には旧問題集の提供を完全に停止しました。
新教材の問題数やボリューム、解説文については 旧教材に比べ遜色のない水準で最新シラバスに対応しておりますが、解説画像が整備されていない点において内容改善の余地がある状態での提供開始となりました。

影響
旧教材が利用できなくなったため、皆さまの学習スケジュールに影響を及ぼしました。
旧教材で学習計画を立て、既に受験日程まで決めておられた方ほど、教材刷新によって計画変更となり、大きなご負担をお掛けしたものと承知しております。
また、テキストと問題文は刷新済みのために演習自体は継続可能ではあるものの、資格問題に付随する補助的コンテンツである解説画像がないことで学習体験が一時的に低下したとのご意見も届いております。

原因
関係機関との連携を通じて、CloudTech立ち上げ当初に比べ、より多くの方々に教材としてご活用いただいております。今回関係機関を含めて学習効果を再定義する取り組みの中で、当社では AWS の試験シラバス等、最新の公開情報を基に「AWS 学習教材として内容が最新であり、かつ適切であること」を再確認いたしました。
確認の結果、当社は教材の見直しが必要だと判断しました。
最新シラバスに沿った学習を提供できない点に加え、SNSなどでは、「2週間でSAA合格」「1年でAll Cert達成」という武勇伝が成り立つほど、短期合格だけを目的に「演習問題の周回」を重ねる学習スタイルが広まり、実践につながるスキル形成が置き去りになりつつある現状を重く認識したためです。
現に、当社代表である私自身も過去の動画で「問題を周回しよう」と発信したことがありますが、今回の見直しを通じて、「資格取得をゴールにせず、実務に役立つ理解を伴った学習」こそが重要だと認識を改めていますし、何より当社の掲げる理念である「日本の IT 技術力を底上げする」に反すると判断したため、早急に刷新を決定しました。
その結果、旧教材の提供は続けられないとの結論に至り、試験問題文章の早期刷新を優先したことで、資格問題の付加価値である解説画像の制作が新教材公開時点に間に合わなかった次第です。
なお、関係機関との提携はあくまで教材内容確認の契機に過ぎず、CloudTech 教材を指示・監督する立場などではありません。あくまで当社の判断となります。

対策
サブスクリプション契約中である資格会員と基本会員の皆さまには6月15日以降の日割り返金を、6月中にご登録メールアドレス宛に専用フォームにてご案内いたします。

解説画像の制作に注力し、6 月 15 日付で SAA 資格の画像制作プロジェクトを立ち上げました。
順次公開を進め、7 月末までに SAA 全問の画像提供を完了させる予定です。他の試験区分についても早急に画像を追加します。
また、定期的な教材レビューや追加コンテンツを継続して画像以外の品質向上にも努めます。

私たちは、学習を通じてエンジニアのスキルが本質的に向上する環境づくりを使命としています。
CloudTech で学習していることが誇りとなり、社内外に自慢できる教材だと胸を張っていただけるよう、そして、これからも末永くエンジニアに寄り添う学習プラットフォームであり続けられるよう、たゆまぬ改善を重ねることをお約束します。

*本件に関してのお問い合わせは公式サイトのお問い合わせフォームよりご連絡いただけますと幸いです。

株式会社Kurokawa Web Services 代表取締役 黒川耕平