元営業職のYさんが、インフラエンジニアとしてフューチャーアンティークス社へ転職し、年収350万円から400万円（+50万円）を実現。成功のポイントは3つ。①設計構築という目標を維持、②運用保守を経てステップアップできる企業を選択、③AWS SAP資格と営業経験によるコミュニケーション力。くろかわこうへいと転職エージェント・牛木章裕さんの対談形式で、エンジニアのキャリア設計と転職活動のノウハウを解説。
転職教訓：運用保守からでも「設計構築」へ辿りつくキャリアの描き方
Yさん × フューチャーアンティークス社 × クラウドテック無料キャリア相談
「最終的に設計構築をやりたい」という軸だけは明確に持ち続ける。
設計構築へステップアップできる企業を選ぶことで、
無理なくキャリアを前進させられる。
「技術 + 顧客対応力」の掛け算が、
年収50万円アップという結果につながった。
元営業からインフラエンジニアへ――Yさんのキャリア転機
運用保守
「手に職をつけたい」。
そんな思いから、営業職からインフラエンジニアへとキャリアチェンジしたのが、今回の主人公である
Yさん です。
クラウドテックが主催するエンジニア無料キャリア相談会に参加し、転職エージェント
牛木章裕さんとともにキャリアの方向性を整理した結果、
大手SES企業であるフューチャーアンティークス社への転職を実現。
年収は350万円から400万円へ、50万円アップという成果につながりました。
登場人物
- くろかわこうへい：クラウドテックのキャリア企画・インタビュアー
- 牛木章裕さん：クラウドテックの転職エージェント / キャリアアドバイザー
- Yさん：元営業職・インフラエンジニアとしてキャリアアップ転職に成功
Yさんの背景：営業からインフラエンジニアへ
セキュリティツールの運用保守を担当。
SAP（ソリューションアーキテクト プロフェッショナル）を保持。
くろかわ：「Yさんはどんなご経歴の方だったんでしょうか？」
牛木さん：「もともと営業職をされていて、
『手に職をつけたい』という思いからインフラエンジニアとしてデビューされた方です。
前職ではセキュリティツールの運用保守を担当されていました。」
実務ではセキュリティツールの運用保守が中心で、
いわゆる「Windows / Linuxサーバーをがっつり触る」という経験はまだ多くはない状況。
その一方で、AWS資格の勉強に熱心に取り組み、スキルアップできる環境への転職を強く望んでいました。
「いきなり設計構築」から「運用保守を経てステップアップ」へ
くろかわ：「最初の転職活動は、順調ではなかったと聞きました。」
牛木さん：「そうなんです。Yさんは『すぐに設計構築をやりたい』という気持ちがとても強くて、
最初は設計構築ポジションを中心に受けていました。
ただ、運用保守の経験がメインである中で、
『いきなり設計構築』を志望すると、企業側からはお見送りになってしまうケースが続いていました。」
そこで牛木さんは、Yさんの「やりたいこと」を尊重しつつも、
キャリアの積み方そのものを一緒に見直していきます。
キャリアの方向性を整理するステップ
- ゴールの確認：将来は設計構築に携わりたいという軸はそのまま残す
- 現状の強み・経験の棚卸し：運用保守経験 + AWS資格 + 営業由来のコミュニケーション力
-
ステップの再設計：まずは運用保守をベースにしつつ、
設計構築案件へのステップアップが見込める企業を狙う
牛木さん：「成長するために設計構築を目指すという軸はぶらさない。
でも、その前にサーバーの運用保守をしっかり経験できる環境で、
設計構築の案件もちゃんと用意されている企業を一緒に探しましょう、という話をしました。」
この方針転換によって、Yさんの応募先企業は
「いきなり設計構築」ではなく、
運用保守 → 設計構築へとキャリアアップできる環境を持つ企業へとシフトしていきます。
その中で出会ったのがフューチャーアンティークス社でした。
年収50万円アップを実現した「2つの武器」
クラウドインフラに関する高度な知識を証明し、インフラエンジニアとしてのポテンシャルの高さを企業側に伝える大きな材料に。
SES企業では面談通過率や将来のリーダー候補として期待され、年収の上振れ要素に。
くろかわ：「今回の転職で、年収も上がったそうですね。」
牛木さん：「はい。350万円から400万円へ、50万円の年収アップになりました。
正直、ここまで上がるとは思っていなかったのですが、
評価されたのは大きく2つのポイントです。」
-
AWSの上位資格「SAP（ソリューションアーキテクト プロフェッショナル）」
クラウドインフラに関する高度な知識を証明する資格であり、
インフラエンジニアとしてのポテンシャルの高さを企業側に伝える大きな材料になりました。 -
営業経験に裏打ちされたコミュニケーション能力
元営業職というバックグラウンドから、顧客折衝や関係構築のスキルを持っていたことも高く評価されました。
牛木さん：「SES企業の場合、お客様との面談の通過率で単価が大きく変わります。
将来的にリーダーとして顧客対応を任せられる人材であれば、
『多少条件を上げてでも来てほしい』という心理が企業側に働くんです。」
技術力だけでなく、コミュニケーション能力が評価されることで、
年収の「上振れ」を生み出せる――。
SES・受託の現場で働くエンジニアにとって、大きな示唆となる事例と言えるでしょう。
フューチャーアンティークス社の魅力：運用保守から構築へ、着実なステップアップ
インフラ・開発問わず、多様な案件を提供。
エンジニアのキャリアを重視した会社づくりを実現。
キャリアアップの道筋がしっかりと用意されている。
運用保守から構築案件にアサインされた実績あり。
フューチャーアンティークス社とは
- 大規模なSES主体の企業で、案件数が非常に豊富
- 代表がエンジニア出身で、エンジニアのキャリアを重視した会社づくりをしている
-
インフラであれば設計構築、開発であれば設計～実装といった
ステップアップ案件を多数保有
牛木さん：「クラウドテック経由で以前から複数名が入社していて、
もともとは運用保守メインだった方々が、入社後に構築案件にアサインされるようになっています。
運用保守から設計・構築へとキャリアアップできる道筋が、きちんと用意されている会社ですね。」
SES企業というと「いつまでも運用保守のままでは？」という不安を持つ方も多いですが、
フューチャーアンティークス社のように、会社としてステップアップを支援してくれる環境であれば、
着実に「やりたいキャリア」に近づいていくことができます。
牛木さんが大切にしている「キャリア支援のスタンス」
キャリア相談・コーチングを通じて、相談者の目標を明確にし、それを実現するための道筋を一緒に描く。
SES企業の良い点・悪い点、キャリアの積み方など、前提知識がないことを前提に、丁寧に伝える。技術用語や働き方の違いなど、判断に必要な情報を一度フラットにインプットしてもらう。
くろかわ：「最後に、キャリアアドバイスで大切にされていることを教えてください。」
牛木さん：「まずは、弊社の特徴でもあるキャリア相談・コーチングを通じて、
将来の夢やキャリアの軸をぶらさないことを大事にしています。」
加えて、特に若手エンジニアを支援する際には、
次のような姿勢を意識していると言います。
-
「知っているだろう」で済ませない
SES企業の良い点・悪い点、キャリアの積み方など、
前提知識がないことを前提に、丁寧に伝える。 -
知らないことをきちんと「知ってもらう」
技術用語や働き方の違いなど、その人が判断に必要な情報を
一度フラットにインプットしてもらった上で、面接や内定承諾に進んでもらう。
くろかわ：「具体的な技術の話も踏まえながらキャリア相談できる、
とても貴重なキャリアアドバイザーだと感じました。」
牛木さん：「ありがとうございます。」
まとめ：焦らず、一歩ずつ。それでも「軸」はぶらさない
- やりたいこと（設計構築）は明確に持ちつつ、現実的なステップを踏む
- 運用保守の経験も、次のステージにつながる大切な一歩
- 資格（AWS SAP）やコミュニケーション力が、年収アップの後押しになる
- ステップアップの道筋が用意された企業を選ぶことが重要
Yさんの事例は、
「今の経験を活かしながら、無理なくでも確実にキャリアアップしていく方法」が
しっかり存在することを教えてくれます。
もしあなたが、「今の環境でこのままキャリアを続けていいのか」と悩んでいるなら、
一度プロのキャリアアドバイザーに相談してみることで、
自分では気づけなかった選択肢が見えてくるかもしれません。
今回のキャリア相談を担当した転職エージェント
牛木章裕
（うしき あきひろ）
2019年にバレットグループに入社。SES営業としてクライアント・SIerとの折衝やエンジニア支援に6年以上従事。近年は正社員からフリーランスに転身する人を中心に、幅広い年齢層の方に対して給与アップとスキルアップを実現。
また、開発、インフラ問わずエンジニアと遜色ない幅広い技術理解を活かした提案やキャリア相談を担当。
これまでに1,000名以上のエンジニアと対話し、最適なキャリア形成を支援してきた。
エンジニアキャリアに悩んだら――無料個別相談のご案内
現在の市場価値を客観的に知ることができます。
スキルアップしたいなど、具体的な目標に向けた道筋を一緒に描きます。
転職のタイミングなどをアドバイスします。
あなたのキャリア目標に合った企業を紹介します。
クラウドテックでは、エンジニア向けの無料キャリア個別相談を実施しています。
「自分の市場価値を知りたい」「設計構築にチャレンジしたい」「年収を上げたい」など、
具体的な悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
