「AWSで学ぶGo実践講座」をリリースしました!

CloudTech紹介

インフラとアプリの境界が曖昧になる中、インフラエンジニアがアプリ開発を学ぶ意義を、クラウドテックの新講座「AWSで学ぶGo実践講座」制作者のジェバンニさんとくろかわこうへいが対談。AIがコードを書く時代でも、正誤を見抜く基礎力が不可欠。ORMに頼らずSQLを書く、JWT認証の仕組みを理解するなど、手を動かす経験が承認の自信につながる。Go言語の基本から、RESTful API設計、Cognito認証、EC2/RDSへのデプロイまで、現場で求められる堅牢なバックエンドを構築する実践カリキュラム。ジェバンニさんが主催する「DevOps Camp」も紹介。

インフラエンジニアが「アプリ開発」を学ぶべき理由とは?

くろかわこうへい × ジェバンニ × 新Go講座対談

教訓①:境界線は消えている
インフラとアプリの境界はもはや曖昧。
DevOpsやサーバーレスの現場では、アプリの知識がないと「言われた通り作るだけ」になりがち。
教訓②:基礎こそが自信になる
AIがコードを書く時代だからこそ、その正誤を見抜く「基礎力」が不可欠。
「自分で手を動かした経験」が承認の自信を生む。
教訓③:運用まで責任を持つ
「作って終わり」ではなく、認証やデプロイ先のAWS環境まで含めて理解する。
それがAI時代に生き残るエンジニアの条件。

クラウドエンジニアやインフラエンジニアにとって、「プログラミング」や「アプリケーション開発」はどこまで必要なスキルなのでしょうか?
今回は、クラウドテックで新たにリリースされた「AWSで学ぶGo実践講座」の制作者であるジェバンニさんをお招きし、 「なぜ今、インフラエンジニアがアプリ開発を学ぶべきなのか?」について、くろかわこうへいが深く切り込みました。

🎤 対談メンバー紹介
くろかわこうへい
くろかわこうへい
AWS学習プラットフォーム「クラウドテック」運営。
元インフラエンジニアとしての視点から、クラウド業界のトレンドやキャリアについて発信。
ジェバンニ
ジェバンニ
現役のクラウドエンジニア兼アプリケーション開発者。
新講座「AWSで学ぶGo実践講座」の制作者であり、DevOpsやCI/CDにも精通。

1. なぜ今、インフラエンジニアが「Go言語」なのか?

🤔 アプリ開発を学ぶ3つの意義
⚙️
1. サーバー構築の質
アプリがどう動くかを知らないと、最適なインフラ構成は作れない。
「言われたスペックで作る」からの脱却。
🔄
2. CI/CDとDevOps
テストやビルドの辛さを理解することで、アプリ開発者に寄り添ったパイプライン設計が可能になる。
⚡️
3. サーバーレス
Lambdaなどはロジックそのもの。
クラウドエンジニアもコードが書けないと手が出せない領域が増えている。
くろかわこうへい くろかわ

「今回の講座はGo言語(Go)を扱っていますが、インフラエンジニアにとって『なぜ今Goなのか?』、そもそも『なぜアプリ開発を学ぶべきなのか?』という点からお聞きしたいです。」

ジェバンニ ジェバンニ

「一番の理由は、インフラとアプリの境界線がどんどん薄くなっているからですね。
サーバー構築、DevOps、サーバーレス。どの業務をとっても、アプリの中身を知らないと『ただ構築するだけ』になってしまい、良い仕事ができない時代になっています。」

くろかわこうへい くろかわ

「特にCI/CDパイプラインなんかはそうですよね。アプリ開発者の『テストが通らない辛さ』とかを理解していないと、現場で使えるパイプラインは作れない。」

ジェバンニ ジェバンニ

「その通りです。アプリのことを知らずにインフラを作ると、いわゆる『机上の空論』や『ベストプラクティスの押し付け』になりがちです。
逆にそこを理解していれば、開発チームと同じ目線でコミュニケーションが取れて、信頼されるエンジニアになれるはずです。」

2. 「AI時代」だからこそ、基礎のSQLと認証を学ぶ

🧠 AI時代のエンジニアに求められる「目」
🤖
AIができること
コードの生成、定型的な実装。
しかし、エラー処理やセキュリティ要件を勝手に省略することもある。
👁️
人間に必要なこと
生成されたコードが「正しいか」を判断する基礎力。
「承認」ボタンを押すための自信と責任。
くろかわこうへい くろかわ

「最近はAIがコードを書いてくれる時代です。それでもあえて、Goの文法やSQL、認証周りを深く学ぶ意義はあるのでしょうか?」

ジェバンニ ジェバンニ

「大いにあります。AIは便利ですが、責任は取ってくれません。
実際、AIにコードを書かせると、面倒なエラー処理(例外処理)を勝手に消してしまったり、セキュリティ上出力してはいけない個人情報をログに出すコードを書いてきたりすることがあるんです。」

くろかわこうへい くろかわ

「うわ、それは怖いですね(笑)。
でも基礎を知らないと、AIが『エラー処理を消したこと』にすら気づけず、そのまま承認ボタンを押してしまう…。」

ジェバンニ ジェバンニ

「そうなんです。だからこそこの講座では、最近の教材ではORM(便利なライブラリ)で省略されがちな『生のSQLを書く』泥臭いパートや、『JWT認証の仕組み』をあえて重点的に扱っています。
『AIが何をしたか』をレビューできる目を持つためには、一度自分で苦労して実装する経験が不可欠なんです。」

3. 講座の内容とCloudTechスプリントとの連携

📚 Go実践講座 3つのステップ
  1. Go言語の基本:ポインタや構造体など、つまずきやすいポイントを丁寧に解説。
  2. データベース操作:ORMに頼りすぎず、SQLを書いてDB操作を体感する。
  3. API開発 & AWSデプロイ:REST APIを作り、Cognito認証を組み込み、EC2/RDSで動かす。
くろかわこうへい くろかわ

「今回の講座は、クラウドテックの『スプリント(AWS学習コース)』とも連携しているんですよね?」

ジェバンニ ジェバンニ

「はい。スプリント1で作ったEC2や、スプリント2のRDSを使って、このGo講座で作ったアプリを実際に動かせるように設計しています。
さらに、Goで作ったアプリは『スプリント6のCI/CDパイプライン』のベースとしても使えますし、ロジック部分は『スプリント8のサーバーレス(Lambda)』や将来的なマイクロサービス、AIエージェント開発にも応用が効きます。」

4. 制作者:ジェバンニさんの新たな挑戦

ジェバンニ

👨‍💻 ジェバンニ

クラウドエンジニア / アプリケーション開発者 / DevOps講師

クラウドテック講師として「AWSで学ぶGo実践講座」を制作。
現在は個人スクール「DevOps Camp」を立ち上げ、
「作って終わりではなく、運用まで完結できるエンジニア」の育成に注力している。

くろかわこうへい くろかわ

「ジェバンニさんはご自身でもスクールを立ち上げられたとか?」

ジェバンニ ジェバンニ

「はい。『DevOps Camp』というスクールです。システムは作って終わりではなく、その後の運用・監視・改善こそが価値を生みます。
CI/CDやオブザーバビリティ(可視化)など、運用のプロフェッショナルを目指すための実践的なスキルを教えています。」

まとめ:インフラもアプリも分かる「最強のエンジニア」へ

インフラエンジニアがアプリ開発を学ぶことは、単にスキルの幅を広げるだけでなく、
「システム全体の解像度を高める」ことにつながります。
AI時代だからこそ、基礎を理解し、自信を持って技術を扱えるエンジニアを目指してみませんか?

▼ インフラ×アプリの境界を超える!「AWSで学ぶGo実践講座」

Go言語の基礎から始まり、「ORMに頼らないSQL操作」「RESTful APIの設計」、そして「Cognitoを用いたセキュアな認証機能」まで。
単に動くものを作るだけでなく、現場で求められる「堅牢なバックエンド」をAWS環境(EC2/RDS)上に構築する実践的カリキュラムです。

※本講座の受講には、CloudTech有料会員(基本会員)のライセンスが必要です。

講座の詳細・受講はこちら
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