前回の記事では、なぜAWSを学習することがあなたのキャリアアップにつながるのかを解説しました。
・SIer、SES(客先常駐)タイプの方
・運用保守でエクセル業務や、監視オペレーターの方
・バックエンド開発をやっていてプラスαのスキルを身に付けたい方
特にこれら3種類のエンジニアの方は
AWSによって、あなたの現職での役割が拡大されて、プロジェクト内でのポジショニング(影響力)を高めることができます。
このように、AWSで転職市場での競争力が向上し、高年収のポジションを狙うことができる理由を前回の記事では動画付きで解説しました。
⇧動画付き解説記事
では、AWS学習は何から始めるのがベストか?
答えは「まずは認定資格を取得する」です。
しかし、資格だけに頼ってしまうと
とんでもない「罠」が待ち受けています。
その「罠」である「⚪️⚪️⚪️の軽視問題」について警告をしているのが以下の動画です。
YouTube動画はこちら
⇧動画解説
資格取得の重要性
AWS学習を始めるためのキーワードは「資格」です。
AWSには認定資格の制度があり、これがエンジニアに大人気です。
特に、取りたいIT資格ランキングで5年連続首位の「AWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA)」をご存知でしょうか?
SAAは中級(アソシエイト)レベルで、最もスタンダードな設計知識を問う資格です。
受験費用は約20,000円で、主要な都市のテストセンターでの受験や自宅でのオンライン受験が可能です。65問の選択式で一定の基準を満たせば合格となります。
問題集も豊富で、しっかり対策をすれば未経験でも1週間で合格したという話も珍しくありません。
資格学習のメリット
AWS資格取得には多くのメリットがありますが、代表的なものに「転職」があります。
- 転職の武器になる
履歴書に書けるので転職の武器になります。
企業によってはAWSの参画に「最低限でもSAAは持っていること」を基準としていますし、無資格と比べて有利になるのは間違いありません。
また、第三者が客観的にジャッジするため、客観的に知識を証明することにつながり、採用方の面接官である中間管理職は良い意味で「言い訳」になります。
つまり書類通過率がアップします。
SAA取得のための学習方法
SAAを取得するには、さまざまな学習リソースがあります。
書籍やオンライン学習サービスを活用するのがおすすめです。
特に、AWSオンライン学習サービス「CloudTech」は一発合格率90%以上の実績があります。
試験問題の解説に専用の画像、専用解説動画など、書籍にはない価値を提供しています。
緊急警報!AWS学習で注意すべきこと
しかし、AWS学習で多くの方が陥りがちな「実践力の軽視問題」についても触れておきましょう。
資格取得だけに集中すると、実務で必要な実践力を身につけることができません。
極端な話、資格を座学だけで取得することも可能なので
「AWS12資格を取っている人を採用したのに、ECS/FargateのGUI操作すらできないとか、コンテナビルドできないとか、全然使えないじゃないか!!即クビだ!」という、別の意味のFIREを達成。
採用側の期待値を変に上げてしまうことにも繋がりかねません。
あなたは大丈夫でしょうか?
不安な方は、以下の「実践力の重要性」についての解説を読み進めてください。
実践力の重要性
AWSの実践力とは、実際にAWSを操作し、トラブルに対処し、お客さんの要件に応じて適切なサービスを選定する能力です。
成長のためには、資格のような座学上のインプット/アウトプットだけでなく、複雑な要素が絡み合った要件やクライアントの立場に立った適切なコミュニケケーションなど、総合的な状況判断が大切です。
要は、実務のような「総合格闘技」でエンジニアとしての価値(バリュー)を発揮することです。
資格でマウンティングを取ることではありません。
このような実践力を重視した仕事を続けることで、あなたのスキルは本物になることでしょう。
実践力を身につけたエンジニアは無敵です。
例えば要件定義においても、自身の経験に基づく深い洞察があり、クライアントに説得力を持ったアドバイスができます。
クライアントはあなたの知見を信頼し、より広い裁量権や提示単価、継続発注などの形で、あなたの技術料に対する対価を示すことでしょう。
こうなると、後続の設計・実装などの工程についてもこちらが主導権を握れます。
その経験をもとに、職務経歴書も華やかなものになります。
つまり実務で活躍するためには、資格だけでなく実務経験が不可欠です。
まとめ
AWS学習を始めるには、まずは資格取得を目指しましょう。
しかし、資格取得と並行して実践力をつけることが重要です。
実際にAWSを操作し、トラブルに対処し、お客さんの要件に応じて適切なサービスを選定する能力を身につけるには、実務経験が不可欠です。
では、どうすれば実践力をつけることができるのでしょうか?
その具体的な方法については、次の記事で詳しく解説しています。