「実践力」を得るために目標として欲しいレベルのAWS構成図と、学習の基本戦略とは?

CloudTech紹介

前回、実践力こそが最重要という結論になりました。

AWSの実践力とは
実際にAWSを操作したり、トラブルに対して効率的に対処したり、お客さんが求める要件や制約に対して、適切なAWSサービスの選定や代替案などを提案し、コミュニケーションをとりつつ仕事を進めていくことです。

動画付き解説記事

しかし、「いきなり実務なんて無理だよ!失敗したら責任問題にもなるし!」と不安に思う方も多いでしょう。

でも安心してください。とっておきの最強の学習方法があります!

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動画解説

最強の学習方法とは?

その方法は「擬似案件のような形式で学習する」ロールプレイング形式学習です。
スゴ腕エンジニアとマンツーマンで、実際の案件のようにロールプレイング形式で学習し、しっかりとしたフィードバックを受けます。

擬似案件による学習方法のメリット

得られるものは以下の通りです。

  • 現場でライバルに差をつける力
    例えば、擬似案件で学んだAWSサービスの組み合わせによるシステム設計能力です。

    想像してみてください。
    実際のプロジェクトで自信を持ってクラウドネイティブアーキテクチャを提案でき、コストとパフォーマンスの最適バランスを見出す活躍が一例として挙げられます。
  • 問題解決能力や適切なコミュニケーション能力
    ロールプレイング学習では、要件や実装の具体的理由をエンドユーザーに模したメンターに説明する必要があります。
    このようにコミュニケーションを繰り返すことで、正確な要件の理解と実装の進行状況を自分の言葉で説明する訓練となります。
    つまり、プロジェクトをスムーズに進行する能力が高まり、実務でも他チームや上司部下などを始めとするステークホルダーと関係を強化する能力アップに役立ちます。
  • キャリアアップ成功に繋がり、人材価値が高まる
    擬似案件で磨かれた技術力とコミュニケーション能力は、実務経験を持つことと同等の価値を持ちます。
    得られた達成感は、転職面接やプロジェクト面談などの交渉時に自信となって現れて高い評価を得ることができます。

目指すべき技術力

最終目標は「実案件でよく出るAWSサービスを自分なりに使いこなすことができる」レベルです。
具体的には以下の技術が求められます。

  • コンテナ
  • CI/CD
  • サーバーレス
  • 監視
  • AI
  • ジョブ設計

構成図の例

この構成図のように、適切なAWSサービスを組み合わせてシステムを設計・実装できるようになるのが理想です。

擬似案件で得られるスキル

各種AWSサービスの基本学習と並行して、学習のマイルストーンに沿ったちょうどいい難易度の擬似案件をこなし、適切なフィードバックをもらうことが重要です。

この方法により以下のスキルが身につきます:

  • 技術力(設計、実装、トラブルシューティング)
  • コミュニケーション能力(要件確認、質問の受け答え、前提条件の確認)
  • 自走力(論理的思考能力、未知の問題へのアプローチ選択)

半年程度じっくりとこのプレミアムな学習を体験すれば、実務で即戦力となるスキルが着実に身につきます。

どう学習する?擬似案件の選択肢を検討する

書籍で学習?

一番大切なフィードバックが得られないためNGです。

プログラミングスクールで学習?

AWS特化で高度なレベルを教えているところは少なく、受講料も高額です。
また、今だに「EC2デプロイ」でカリキュラムを構成している目標の低いスクールも存在するため、注意が必要です。
ECS/Fargateのサーバーレスコンテナデプロイをマンツーマンで教えていないスクールは昨今の技術標準(デジタル庁提唱の標準レベル)すら届いていないという事実をまずは認識してください。

個人メンターを雇う?

メンターとの相性の問題やトラブル対応のリスクがあり、学習の計画や調整に苦労する可能性があります。

要は、メンターガチャのリスクを請け負うこととなり、失敗した場合は大切な時間とお金を失います。

忘れがちな「信頼できる転職相談サポーター」の必要性

せっかく擬似案件で学習しただけだでは要注意。

キャリアアップを目指すなら、学習結果を適切に評価し、転職までスムーズに繋げる信頼できる転職相談サポーターも必要です。

自己流で転職先を探すと、ブラックSES(これは私も経験しましたが、スキルアップに程遠いだけではなく心身を害するリスクもあります。)や家電量販店、コールセンターなどエンジニア以外の業務を無理やりやらされるなどの失敗リスクが高まります。

まとめ

擬似案件を通じて実務経験を積むことは、技術力、コミュニケーション能力、自走力を鍛える最強の学習方法です。
転職やキャリアアップを視野に入れて、計画的に学習を進めましょう。

では、我々はどうやって擬似案件の学習を具体的に進めていくのが正解なのでしょうか?

その学習方法の選択肢の一つとなる方法を次の記事で提示させていただきます。